嘘ではないが、真実ではない発表
基準の1億倍の汚染水が出続けていた。(今朝のニュースでは止まったとか、4月6日)、750万倍というのは海水に流れ込んだ後の濃度であって、汚染水そのものの濃度ではない。
つまり、数字はパニックを与えないようにかつ嘘にならないように操作された数字のみが公表されていると考えたほうがよさそうだと言うことだ。
しかし、海洋汚染はサンプルもほとんどなし、大気と水道水は文科省が定点観測を行っている。ただし累積放射の照射量はありません。
とは言え、公表データを素に考えれば、現在のまま推移すれば大気汚染は、中国からの大気汚染の光化学スモッグと黄砂ほどはひどくなさそうだ。すでに蓄積してしまった土地から放射能を除去する方法を考えなければならない。ひまわりとか菜の花などの植物を栽培し、植物に放射性物質を吸収させる方法も研究例があるそうだ。
どうなる海洋汚染
一方、ろくな調査データのないくせに、海水で薄まるなどと東電と政府がえー加減な説明をしていた海洋汚染は、多分かなり人知れず拡散するのではないか、海洋汚染を定期的に観測しているデータもなければ、モニタリング設備もない。
汚染された水は垂れ流しされている。一部は海水と混ざり希釈され、一部は濃度・温度の違う水塊となってしばらく世界中をさまよう。遠く離れた地域でいきなり汚染が発見されるってな具合に。
どうなる原発問題
いったい原発の事故状況はどうなっているのだろうか?このまま推移し、徐々に収束に向かってくれるのだろうか?
なんとなく、単に小康状態。これが大方の感覚ではないかな?
放水量が報道されていないので、今後どれぐらい海水が汚染される可能性があるのかわからない。現在は6万トンの高濃度汚染水(多分1億倍)があり、放水した量だけ汚染水は増えていく。
この高濃度汚染水を根本的に処分する方法はない、少なくとも貯めると言う以外の方法は発表されていない。
この問題になるとマスコミ報道は将来的な見通しの報道をまったくしていない。東電ベッタリにどこかに移すなどという目先の報道だけだ。
次の手はこの高濃度の汚染水の処分方法なのは間違いない。少なくとも破損がある原子炉の穴を塞ぐのは半年先だと考えている。一日100トン放水すれば1.8トン、一時期のように1000トン放水すれば18万トンの水が増えている。もし、あまりに放射線が強く、漏出する水の勢いが強ければ穴も塞げない。10年でも100年でも水をかけて冷やし続けけなければならない
たかが2万トンの貯水施設では足りない。最低でも10万トン球の貯水施設が必要と思える。
そしてその恒久的な処分施設。
いつ解決する原発問題
放射性セシウムの半減期は30年、30年後には住めるようになるのか?半減期とは放射能が半分になる期間であってなくなる訳ではありません。つまり、基準の100倍が検出されたなら120年経っても基準の3倍残ると言うことです。もちろん雨に流され、風に飛び拡散して半減期より早く放射能が下がることはありますし、雨の多い日本では他国より早く放射能濃度が下がると思われます。
私が生きている間には半減期は迎えられないでしょう。
福島の避難地域は、今後どうなるのだろうか?
まだ誰にもわからないが、決断すべきは、永久封鎖するか、いつの日か避難を解除するかだが、即座に封鎖をすべきと思う。いつかわからない退避命令の住民への負担、そして保証を考えるならば。1?3年間の年収の保証と土地、建物の買い上げを決断すべきと思う。高濃度に汚染された土地と建物を除染する方法はまだ発表されていない。
予想外に早く原発問題が解決するならば、整備して改めて土地を分譲すればよい。
不幸にも被災された皆様には酷な考え方かも知れませんが、その方が生活の立て直しを早く始められる人が多いでしょう。
避難地域の周辺地域は、緩衝地域として、放射能を吸収すると言われる植物を栽培します。どうしても地域でと言う人達の職にもなります。そして汚染地域にはこれらの植物を燃料とするバイオ発電所と放射分離施設を作ります。ついでロケット発射場も作り放射能を地球の引力圏外に廃棄することにします。宇宙の汚染と言う人もいるでしょうが、宇宙は放射線だらけです。もっとも発射に失敗したときのことを考えたら誰も賛成しないでしょうが。
福島は反原発、新たなエネルギー研究の拠点として生まれ変わります。